XZR別館
DigitalDevilSaga
_ Digital Devil Saga
これまでと同じくD.D.S.の文字を冠しながら、これまでのD.D.S=Digital Devil Story から進化した新・シリーズ。それに伴い、原作西谷史の文字が消え、新たに原案として五代ゆうの名がある。
というわけで、とりあえず1周やっと終わったので所感を。
Story
世界観が非常に掴み辛い。ゲーム中の説明だけだと、日本なの?現代なの?別世界なの?とか、どういう世界でどういう設定なのかが判らない。説明がないことで引き込むのも手法の一つだと思うが、今回のは失敗していると思う。当然、物語とプレイヤとの距離が開きすぎ、感情移入だとか没入感はなく、のめり込みは出来ない。
またプレイしていて、まだまだストーリー的に中盤かな?と思っているところでいきなりあっさり終わってしまう(まぁこれまでのシリーズ上、これぐらいのプレイ時間で終わりだなというのは思うのですが)。そのため「え?これがラスボス??」と、予期しないところで終わり、シリーズで一番盛り上がりに欠ける。そのため爽快感や達成感などが非常に薄い。
また話もどうも尻切れとんぼの感が否めない。というのも、予め「2」ありきのストーリーで、話がぜんぜん終わっていず、謎しか残っていないため(サブタイトル「アバタール・チューナー」なんて言葉、今回ストーリィ中に出てきたっけ?)。せめて何らかの解決や提示をしつつ、それでも残る謎は2で... という形にしないとダメなのでは?終わった後にストーリーを振り返ってみても、余り内容がない。最悪なのはストーリー的に全然盛り上がるところがないところでは?
これではこの内容に耐えた上で2を買う人だけしかストーリィを楽しめず(しかも本作の出来から2を判断することはできないし、ましてや2で納得できるようなStory が提示されるかも保証できないし)、今回のだけで「もういいや、つまらなかったし」となる人が多く出る気がする。「1」が良かったから買う、という人は余りいないだろうなぁ。
システム
成長させる系統をある程度選べる、とは云えども、結局全部取るのではあんまりなぁ... 。
また、これまでの比較的メジャな悪魔はあまり出ない。2用にとってあるのか、これまでとの違いを打ち出したかったのか??
「これからもよろしく」という旧D.D.S.シリーズ最大の特徴、仲魔がなくなり、当然邪教の館も存在しないため、悪魔に対する関心が非常に薄くなってしまった。はっきり云って、自分の中で名前と姿が一致しない敵がこれだけ出たのは初めて。
戦闘システムは、相性が合わない(相手が反射・吸収する)魔法をかけたり攻撃をしてしまうとすぐに相手ターンになってしまう。しかも終盤になるにつれ、数も増え、パーティー全体になると更にぐちゃぐちゃ。ありとあらゆる魔法相性を考慮しなければならないため、毎回それを確認しなければならない。はっきり云って面倒。最後のほうは面倒なので全員アイテムのメギドファイアで万能属性魔法メギド、とかになってもうつまらないことこの上なし。暫くやらなかったりするともう全然忘れてしまうし。1度アナライズしたら、常に画面上で確認できる、といった仕組みがないと鬱陶しいだけだと思うが?
あと、アイテム整理できない?非常に不便。前回と同じところにカーソル、もアイテムには効かないし。
演出
これまでとは違い、シーンに声優による声があてられている。その分、感情表現などはこれまで以上。また、ハニカムを基調とした演出や、シーンの美術もPS2のパワーでかなり綺麗になっている。
しかし、今回のストーリーで重要になると思われる、敵となる悪魔を屠り、喰らわねば生きていけないというところがメインにあるハズなのに、初めにちょろっと描いた他には特に描かれず、それを常に意識させるというような仕掛けがないため、余り切迫感や緊迫感などがなく、あやふや。「そういやそんな設定になっていたんだっけ?」と、プレイヤは殆ど気にしていない。これは今後予想されるストーリィ展開からすると失敗では??
初めにこのシーンが出てきたときは「エヴァ?エヴァ??」とか思いつつ(笑)、ハードな展開を期待したりもしたんですけどねぇ... 。このまんまだと安直なMATRIXもどきと捉えられかねないな... 。
まとめ
うーん、内容はイージーですーっと終わってしまい、戦闘は面倒でつまらなく、ストーリーはあんまりだけど絵は綺麗... ってある意味、映画の「キャシャーン」「DEVILMAN」に通じるものが... ってダメか?(笑)
2が来年2005年1月に出るので、そちらに期待。でも今のままの延長線上だとあんまりかもね。



